優秀作品紹介
不二誌一般版 9月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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朝書 | 八山 龍青 | 東雲 | 三浦 幸子 | 書学 | 岩國 松雪 | |||
加茂 | 小池 明美 | こま | 植田 明子 | 書学 | 松原 依美 | |||
茎崎 | 中村 みどり | 書学 | 豊福 絵里子 | 鹿書 | 武内 弘子 | |||
水茎 | 神﨑 利佳 | 書学 | 久間 砂登美 | 山口 | 神田 真理子 | |||
松声 | 浅野 壮子 | 書学 | 藤井 顕子 | 熊本 | 西本 かるな | |||
相武 | 早川 美幸 | CY | 藤澤 岑凰 | 書学 | 松田 奈々 | |||
書学 | 上月 里恵子 | 書芸 | 大木 真美 | 郁翠 | 氏野 弘美 |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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書学 | 原地 桃香 | 小諸 | 鈴木 真理子 | 篠山 | 野々口 智子 | |||
東根 | 山田 菜央 | 書学 | 藤田 理佳 | 横浜 | 浅野 薫 | |||
蘭燈 | 草間 倫子 | 野沢 | 高柳 美佐恵 | 書学 | 笠原 玉蘭 | |||
もも | 服部 鮎香 | 巳未 | 岩井 文哉 | 書学 | 新田 泊霞 | |||
書学 | 本山 径子 | 恵翠 | 山田 悠光 | 片岡 | 片岡 清子 | |||
櫻 | 永田 弥生 | 神埼 | 松本 恵仙 | 杏 | 佐藤 玉華 | |||
書学 | 猪野 とも子 | 白洲 | 土橋 祥子 | 水茎 | 溝渕 晴香 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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宮城 | 阿部 絹子 | 書学 | 古川 真由美 | 横浜 | 高山 華月 | |||
神戸 | 鳴瀧 哈爾子 | 清雲 | 平塚 清櫻 | 愛媛 | 一宮 雅峰 | |||
岩書 | 飛澤 寿男 | 芳野 | 山川 智恵子 | 新書 | 佐藤 佳奈子 | |||
広島 | 好田 萩水 | 唐扇 | 井上 みゆき | 書学 | 森 晴美 | |||
青井 | 今野 美晁 | 水茎 | 甲斐 青都 | 水茎 | 蔀 久美 | |||
書学 | 藤井 顕子 | 洗心 | 蓬田 敬太 | 川書 | 天内 春江 | |||
星霜 | 内田 香珠 | 青井 | 倉島 美瑤 | 小峯 | 近藤 華乃 |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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平泉 | 千葉 高代 | 大和 | 松井 貴子 | 南丘 | 山田 千尋 | |||
金子 | 金子 シゲ子 | 愛山 | 加藤 遊水 | 三重 | 青山 麗泉 | |||
埼玉 | 永野 志げの | 松林 | 岩浪 春鳥 | 蘭燈 | 山﨑 燈水 | |||
宗白 | 更谷 恵美子 | 津渡 | 大邊 松風 | 杏花 | 西條 貞子 |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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伊賀 | 石田 春代 | 西宮 | 中島 美幸 | 九書 | 山崎 美須子 | |||
金子 | 金子 シゲ子 | こず | 村岡 初江 | そら | 池田 昊可 | |||
書学 | 北江 恵子 | 大森 | 谷 拓弥 | 九書 | 石橋 栄子 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
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水茎 | 山下 啓子 | 円型の中に「白鷗飛」の三字を陽刻で収め、運刀巧みに線質楽趣を見せてすばらしい。 | |
島田 | 田村 潔 | 印面に白文三字が力強く、特に太目の線にキザミを入れた運刀が見事に生かされて佳。 | |
書学 | 金丸 洋輔 | 縦長に三字を収め、陽刻の三字に深く重厚な趣を見せた運刀がすばらしい。今後を大いに期待したい。 | |
書学 | 渡部 重男 | 二世蘭臺先生の摸刻であるが、臨書と同じで、運刀、結体の妙を学ぶことはよい。更なるご精進を期待したい。 |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
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新書 | 本間 平治 | 墨色は青墨の縮墨であろうか。また油煙墨を交じえてのものだろうか。墨は紙面に接して上手に静止してそれぞれ處を得て想う處の造型が出来ている。大作向きのよいエスキースだ。 | |
三木 | 宮田 雲鶴 | 文字性に回歸して鋒先は躍動感を堪えて豪快。草書のダイナミズムと六朝楷書の懷の廣さを伴い撥ねは堂々としてメリハリ充分。押印、墨色で格調高し。 | |
南丘 | 中條 琳音 | 此れだけの大きさの紙面に、二本重ねの筆で無理なく自然に一筆書きの出来る技を見出してまだ裕を示す。傍の竪劃で背骨をつくり見事に字が立った。 | |
采女 | 熊野 素心 | いい造型ですね!何處から見ても筆々相承け闊達なることこの上なし。戈法に至りては顔法にも勝らん。なお、右側に形印(縦長)あらばまた格別。 | |
宮城 | 武田 清流 | 實に見事な筆遣い。偏の部分で腋を徐ろに締め、旁で次第に腋を開いて運筆軽妙。此れぞ一字書。新和様の「に」。國民學校時代の書道教育の誇りであろう。指導要領に昔は小學校で楷行草假名を習うとあった。 | |
三木 | 宮田 雲鶴 | 遠勢にして筆鋒紙面に躍り、時を得て腋も自然に開いて筆鋒鋭く曲直自在。藝術的にして美術なり。 | |
大和 | 小倉 惠子 | 筆遣いに起承轉結それぞれありて一劃目は深妙に、二劃三劃目は一劃目を承けて軽妙。押印で油が浮いたのが惜しまれる。夏季に於ては、冷藏庫で冷やした印泥を鍊って使用されたい。 |
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横浜 | 菅原 恭子 | 珍品のシッカリした茅漉用紙を使用しての連作の一つ。茫洋たる大らかさを保ち「仁」の漢字を想起させて假名の深さも表現。紫泥印もよし。 |