優秀作品紹介
不二誌一般版 2月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水藍 | 池田 宇鸞 | 桃林 | 斎藤 江葉 | 加茂 | 石黒 純子 | |||
書学 | 金沢 千尋 | 書学 | 石川 淑子 | 蘭燈 | 木下 宏枝 | |||
有彣 | 池田 有紀子 | 書学 | 渡辺 昌弥 | 書学 | 石井 里実 | |||
もも | 服部 鮎香 | 紅彣 | 竹田 友香 | 書学 | 石森 真弓 | |||
あさ | 山本 裕子 | 書学 | 川嶋 莉奈 | 書学 | 大野 真理子 | |||
生山 | 岸田 弘水 | 書学 | 佐藤 愛 | 書学 | 髙瀬 尚子 | |||
書学 | 遠藤 志帆 | 紅葉 | 竹入 絹代 | 書学 | 小林 奈保子 |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
朝書 | 八山 龍青 | 若竹 | 柴 真基子 | 本渡 | 江頭 靖子 | |||
欣書 | 重城 佳春 | 蘭燈 | 木下 宏枝 | 竹 | 鈴木 竹苑 | |||
蘭燈 | 草間 倫子 | 書学 | 柴山 千恵 | 水茎 | 河合 美由紀 | |||
九書 | 木村 慶丈 | 水茎 | 窪田 明美 | 景水 | 清水 景苑 | |||
書学 | 久間 砂登美 | 青葉 | 中村 恵子 | 杏 | 佐藤 玉華 | |||
書学 | 槻木 新二 | 書学 | 石河 祐子 | 大森 | 佐藤 真由美 | |||
永岳 | 中島 裕子 | 書学 | 菅家 歩 | 書学 | 村野 伸子 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西宮 | 三橋 恵子 | 平泉 | 千葉 高代 | 小沼 | 大塚 恵一 | |||
プラ | 高橋 久美子 | 書学 | 和田 真理 | 東久 | 菅野 城石 | |||
加茂 | 石黒 純子 | 水茎 | 松井 みゆき | 九書 | 石橋 栄子 | |||
にじ | 尾髙 早帆子 | 恵彣 | 岡田 恵美 | 青井 | 今野 美晁 | |||
書学 | 新田 泊霞 | 野沢 | 高柳 美佐恵 | 華水 | 岩永 房水 | |||
西府 | 山口 正 | 川書 | 天内 春江 | 小絹 | 小畑 知子 | |||
香泉 | 橋本 香泉 | 書学 | 鳥居 一見 | 水茎 | 山田 あづさ |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
書学 | 渡邊 奈穂子 | 建中 | 渡邉 翠月 | 翠風 | 米田 淳風 | |||
八雲 | 後藤 李風 | 観門 | 長谷川 露水 | 伊賀 | 石田 春代 | |||
箱根 | 立田 美代子 | ぬま | 齊藤 和箐 | 熊本 | 吉川 千代子 | |||
真木 | 幸田 芳春 | 白水 | 柴原 かおる | 洗心 | 久保 治舟 |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
玉川 | 山田 恒子 | 杏花 | 西條 貞子 | 書学 | 檜山 紀子 | |||
水茎 | 森 美喜子 | 書学 | 小森田 猛雄 | 船橋 | 石渡 千歳 | |||
書学 | 和久津 久美 | 書学 | 久保 真紀子 | 書学 | 濱田 愉子 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
---|---|---|---|
書学 | 藤野 仁三 | 月例の出品の篆刻は常に安定しているが、やゝ創意に乏しく感ずる。更なる研鑽を進めての技法の修得を期待したい。 | |
水茎 | 武藤美栄子 | 一見して線質の厚味、刻の柔軟性がすばらしい。これに刀の「切」があれば言うことなし。更なる飛躍を期待したい。 | |
島田 | 田村 潔 | 「觸激」の二字の陽刻が力強い運刀で太細の線質を作り安定感を見せ乍ら余白を生かしてすばらしい。 |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
---|---|---|---|
観門 | 中島 友子 | 三段ながらこの画数の多い巖の草書法因数分解よろしく出来て、筆脈よく通り、スックと字が立つ。枯れた画箋紙で墨色も冴え、風格を高めた。 | |
博多 | 石丸 彩華 | 筆鋒の動きも山馬筆を使って見事。構成力にも優れて、右寄せ左辺の押印が決まっている。紙墨書線ともナマで硬かった。その為、惜しい哉、硬い印象を残す。 | |
望水 | 辰巳 望水 | 草書の妙で表現。構図の明快を上部と下部の対比で示す。書線は、軽妙で筆鋒の動きは冴えている。古紙に古墨での挑戦。よき作品をつくられた。 | |
浚泉 | 浜田 浚泉 | 大らかで心棒もスックと立て美しい。草書での因数分解まではよかったが、部品の再構成に気をとられてか、筆と腕の動きがやゝ緩慢。文房四寶の備え万全。 | |
青雲 | 深谷 春琴 | 場中第一、否、平仮名一字の最高傑作。使い込まれた羊毫長鋒筆、よく枯れた加工画箋紙も古墨も使い頃、押印も見事。師吉田六嶺先生の遺風を継ぎ益々磨きがかかる。なんと奇麗な墨色だ。裏面を見れば一目瞭然、見事。 | |
厚木 | 田中 白妙 | 軽妙に自然に無理なく表現。女偏と「ヌ」を原字とするイメージを残しつゝ懐フトコロ豊かに穏やか。墨、紙、生ナマでキャリアの浅きを見せていた。 | |
水茎 | 青戸 佑きこ | 才気に走り筆運びも闊達になり過ぎた。この筆の冴を運筆の沈着の中で表現されたい。終筆辺りの指法による表現は、草書と仮名文字表現の要なのだ。大切にしたい。 |
|
沖縄 | 都丸 和哉 | 青墨を淡く使っての「ぬ」の一字書。漢字で「一」を書いたかの如く真中に横広く寝そべる。二画目の斜画の伸びたデフォルメは学校教育ではご法度だ。作品はあくまでも白く爽やかだ。線は浅いが滅法明るい。 |